SOAR 不動産契約書 転記自動化

抽出結果レポート

転記カバレッジ分析 ・ 不動産契約書 転記自動化

転記元データは、どれだけ転記できたか 評価軸:転記元「物件概要(目白パークM602)」のデータが、自社様式「16-1 一般仲介用/土地建物」にどれだけ紐付けられたか(=ソース基準のカバレッジ。様式側の空欄は評価対象外)

作成日 2026-07-14 対象 転記元① 目白パークM602(物件概要)

結論:データ自体はほぼ全て転記可能。ただし今回の様式では“受け皿”が足りず、実転記は46%

目白パークの物件概要 30項目のうち、契約書に載せるべき 転記対象は26項目。そのうち 12項目(46%)が16-1に転記できました。転記できなかった 14項目はすべて「様式タイプ違い」が原因で、データが悪いわけではありません。目白パークはマンション(区分所有)なのに、16-1が土地建物(戸建)用だからです。マンション用の様式に替えれば、26項目はほぼ全て転記先が存在します(≒100%)。

46%12 / 26
現在の様式(16-1・土地建物用)での転記率
転記対象26項目のうち、実際に16-1へ転記できた数。
≒100%26 / 26
正しい様式(区分所有用)での転記可能性
マンション用様式なら、転記対象はほぼ全て受け皿がある見込み。

01転記元データ 30項目の転記結果

物件概要シートの全データ項目を、16-1へ転記できたかで4分類しました。「転記できた/部分」が成功、「様式ミスマッチ」は正しい様式なら転記可、「対象外」はそもそも契約書に載せない情報です。

転記できた 8 部分転記 4 様式ミスマッチ 14 対象外 4
8項目
🟢 そのまま転記できた
4項目
🟡 加工・注記して転記
14項目
🔵 様式に欄なし(データは転記可)
4項目
⚪ 契約書へ転記しない対象外

明細

転記元の項目データ値16-1の転記先結果
🟢 転記できた(そのまま/ほぼそのまま)— 8項目
取引態様媒介重説 取引態様転記OK
土地の権利所有権重説 権利の種類(1.所有権)転記OK
敷地面積7,514.19㎡土地 地積(登記簿)転記OK
共有持分623,596分の9,534土地 持分転記OK
用途地域第一種住居地域建築基準法 用途地域(チェック5)転記OK
構造RC造陸屋根13階建建物 構造転記OK
築年月昭和45年11月建物 建築時期転記OK
所在(住居表示)新宿区下落合3-3-5建物 住居表示転記OK
🟡 部分転記(加工・注記すれば転記成立)— 4項目
物件種目中古マンション建物 種類 / 「区分建物」へ読替部分
専有面積102.52㎡建物 床面積 / 概念差の注記要部分
ガス都市ガス重説 ライフライン / 付帯設備表部分
現況空室(空渡し)重説 占有 / 契約書 引渡部分
🔵 様式ミスマッチ=16-1に欄なし(区分所有用様式なら転記可)— 14項目
名称目白パークマンション602一棟の建物の名称(区分様式)様式違い
バルコニー面積7.38㎡専有部分の表示(区分様式)様式違い
間取り確認中専有部分の表示(区分様式)様式違い
分譲会社三井不動産区分様式の物件情報欄様式違い
施工会社竹中工務店区分様式の物件情報欄様式違い
総戸数56戸一棟の建物の表示(区分様式)様式違い
管理形態全部委託管理に関する事項(区分様式)様式違い
管理員日勤管理に関する事項(区分様式)様式違い
管理会社三井不動産レジデンシャルサービス管理に関する事項(区分様式)様式違い
管理費28,560円管理費等(区分様式)様式違い
修繕積立金14,280円修繕積立金(区分様式)様式違い
費用合計42,840円管理費+修繕の合算(派生値)様式違い
敷地内駐車場有(空車は都度確認)駐車場・共用施設(区分様式)様式違い
エレベーター共用施設(区分様式)様式違い
⚪ 対象外(そもそも契約書へ転記しない)— 4項目
価格相談売買代金:未確定。契約交渉で確定対象外
引渡相談引渡日:未確定対象外
交通JR目白駅 徒歩5分広告・図面項目。重説/契約書に欄なし対象外
担当前野社内管理情報対象外
読み方:🔵14項目は「転記元のデータは揃っているのに、16-1に書く場所が無い」状態です。データ転記の失敗ではなく、様式が案件種別(マンション)に合っていないことが唯一の原因です。

02なぜ14項目が“宙に浮いた”のか(様式ミスマッチの構造)

16-1は戸建(土地+建物)を前提とした様式で、物件表示が「土地:所在・地番・地積・持分/建物:所在・家屋番号・種類・構造・床面積」という並び。区分所有マンションに必要な入力欄そのものが存在しません。

マンションに必要な情報16-1(土地建物用)区分所有用の様式なら
一棟の建物の名称・総戸数欄なし一棟の建物の表示に有
専有面積・バルコニー面積・間取り欄なし専有部分の表示に有
敷地権の種類・割合持分欄で代用(不完全)敷地権の表示に有
管理費・修繕積立金・管理会社・管理形態欄なし管理に関する事項に有
共用施設(EV・駐車場)欄なし共用部分・付属施設に有

03推奨事項・次のアクション

案件種別ごとに“転記先の様式”を用意する(最優先)マンション案件(目白・鬼怒川)には区分所有用、戸建・土地には16-1。転記率は「どの様式に流し込むか」でほぼ決まる。クライアントが常用する区分所有用フォーマットの有無を確認したい。
正しい様式で目白パークを再評価する区分所有用に流せば、転記対象26項目の大半が転記できる想定。様式を入手でき次第、再計測して“ほぼ100%転記”を実証したい。
項目名の対応辞書(転記ルール)を整備する種目→種類、所在(住居表示)→住居表示、和暦築年→年月、費用合計=管理費+修繕積立金 など。元資料と様式の語彙差を辞書化すれば、他物件へ横展開できる。
次はサンプル③「重説(千葉都町)」で高カバレッジ型を検証元資料が重要事項説明書そのものなら、転記対象が多く高い転記率が見込める。「概要→様式」と「重説→様式」で転記率がどう変わるかを比較したい。
参考(今回の評価軸外):16-1側にはこの分析で埋まらない欄(地番・地目・登記の権利関係・法令制限・道路・ライフライン・契約条件 等)が多数ありますが、これらは登記簿・役所調査・売主ヒアリング・契約交渉で入手する別データが情報源です。「転記元データの転記率」とは別問題として、必要に応じてデータソースを追加します。